さて今日は「いよいよ石油決済期限」というお題です。
まずは、金買取価格の推移を見ておきましょう。
2022.6.20 金買取価格
純金 インゴット
¥8,540-
前日比+100円
2022.6.21 金買取価格
純金 インゴット
¥8,550-
前日比+10円
2022.6.22 金買取価格
純金 インゴット
¥8,580-
前日比+30円
2022.6.23 金買取価格
純金 インゴット
¥8,600-
前日比+20円
2022.6.24 金買取価格
純金 インゴット
¥8,480-
前日比-120円
2022.6.25 金買取価格
純金 インゴット
¥8,480-
前日比±0円
2022.6.27 金買取価格
純金 インゴット
¥8,500-
前日比+20円
2022.6.28 金買取価格
純金 インゴット
¥8,510-
前日比+10円
2022.6.29 金買取価格
純金 インゴット
¥8,530-
前日比+20円
前回のコラムを「上がりきらない金」というお題で書いていますので、6月20日の前日比+100円という値動きにはヒヤッとしましたが、結果としては「上がりきらない金」という予想が当たってホッとしています。
では、この後どのように金価格が動くのでしょうか。
5月30日のコラムにこのように書いています。
”筆者としましては「石油決済をドルからルーブルへの変更期限6月30日」という期限に注目したいと思っています。”
何故、筆者が石油決済に注目するかですが、それは「石油決済をドルから変更しようとすると戦争になる」からなのです。
過去の歴史を紐解くと分かりますが、石油決済をドルから自国の通貨に変更しようとすると必ず戦争が起きています。
ですので、筆者としましては「石油決済をドルからルーブルへの変更」を本当に行うのであれば「第三次世界大戦」が起こると予想しています。
では、第三次世界大戦が起きると金価格はどのように推移するのでしょうか?という切り口でコラムを書くと何か不謹慎な気がしますので、第三次世界大戦が起きた場合の金価格については書かないことにします。
となると、もし第三次世界大戦が起きなかった場合、金価格はどのように推移するのでしょうか。これは不謹慎にならないと思いますので書いても良いように思います。
石油決済をドルからルーブルへの変更がなされたにも関わらず、第三次世界大戦が起きなかった場合は「ドルが暴落」すると予想しています。さらに、このドル暴落が引き金となって金融危機が発生するのではないかと思っています。
つまり、金価格は上昇すると予想されます。ドル暴落を受けて円高に振れる可能性がありますので、金価格を下げる圧力も受けると思いますが、それでも金価格は上がると思われます。
筆者としましては、第三次世界大戦が起きず尚且つドル暴落もしないというシナリオに進むように、各国の政治家に頑張ってもらいたいと思っています。
それではまた、次のコラムでお会いしましょう。
さて今日は「上がりきらない金」というお題です。
4月21日のコラムにこのように書きました。
”では、今後の展開ですが、もし仮に為替が「1ドル=131円」まで円安に進んだ場合、金買取価格はおよそ「¥8,840-」付近まで上がると思われます。”
では、あの後どのように金買取価格が推移したのでしょうか?
2022年6月3日
1ドル=130.8円
純金インゴット=¥8,350-
2022年6月6日
1ドル=131.8
純金インゴット=¥8,320-
2022年6月7日
1ドル=132.5
純金インゴット=¥8,350-
2022年6月8日
1ドル=134.2
純金インゴット=¥8,440-
2022年6月9日
1ドル=134.3
純金インゴット=¥8,550-
2022年6月10日
1ドル=134.4
純金インゴット=¥8,510-
4月21日の時点で円安に進むことを予想していましたので、為替の動きは予想通りでしたが金買取価格が上がりきりませんでした。
予想では「¥8,840-」付近まで上がると思われましたが、実際には「¥8,510-」付近まで上がったものの「¥8,840-」までは到達しそうにありません。
では、この後どのように金買取価格が推移するのでしょうか。
ちょっとこちらをご覧ください。
FRB、0.75ポイント利上げで形勢一変狙うかこの記事によりますと「0.75ポイント利上げ」がなされるのではないかという予想が出ています。
こうなりますと、より一層「円安」に進む圧力を受けることになります。
したがって、金買取価格にとっては「上昇要因」となると思われます。
但し、質屋の観点から今回の値動きを見ていますと「金が売られているのではないか」と感じています。
本来であれば、これだけ円安に振れた場合もっと金買取価格が上がっても良いように思うのですが上がりきりませんでした。
このことから筆者は「金を売っている動きが相当ある=資金(現金)需要が高い水準にある」と見ています。
5月中旬から6月に入って金やブランド品の買取事例が急増しています。
この買取急増の動きから見ても質屋としては「資金(現金)需要が高い水準にある」と思っているのです。
現在、コロナ関連の規制が無い状況ですので、各種給付金などの下支えも無いという環境で経済活動が行われています。
一部の飲食店などの業種にとっては、しばらく厳しい経営環境が続くのではないでしょうか。
こういったことが「資金(現金)需要が高い水準にある」という原因ではないかと思われます。
結論としては、金買取価格の上昇要因を強く受けますが上がりきらない状況ですので、金を売っても良いタイミングではないかと思っています。
それではまた、次のコラムでお会いしましょう。
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