愛媛の質屋 池田質舗。ブランド品や金・プラチナの高価買取、愛媛県地域No.1質屋を目指します！

さて今日は「裏読み」というお題です。

前回、金価格の現在地というコラムを書きましたが、あのコラム、当初予定していた内容とは違っているのです。

というのは、前回のコラムにも書きましたが、まん延防止等重点措置が終わってから大変忙しくなっていますので、コラムを書こうとしているうちに金価格が大きく動いてしまいました。

ということで、今回のコラムは、前回書こうと思っていた内容を書いておこうと思います。

前回のコラムでも挙げましたが、まずはこちらの記事をご覧ください。

JPモルガン、5000億ドルの現金保有　金利上昇待ち
https://jp.mobile.reuters.com/article/amp/idJPKCN2DQ24M

こちらの記事によりますと、約5000億ドルの現金を準備しているということです。
5000億ドルと言えば、日本円でおよそ50兆円という途方もない金額です。
いくら金利がつくという予想を立てているとは言え、50兆円もの現金を眠らせておいて良いのでしょうか。

そう言えば、こんな話もありましたよね？

ソフトバンクG孫正義氏、「最悪のケース」に備え現金8兆円確保
https://www.cnn.co.jp/tech/35162691.html

この記事は、昨年の11月の記事ですので今現在もソフトバンクが現金で8兆円を準備しているのかどうか不明ですが、最悪の事態が起きるかわからないという予測の下で現金を準備していたのです。

50兆円と8兆円ですので、一桁違いますが、筆者としましては「もしかするとJPモルガンの5000億ドルは何かに備えての行動」ではないかと裏読みする訳です。

投資銀行であるJPモルガンと投資会社の側面が強いソフトバンクが、共に現金を手元に置いておこうとする姿勢に「利上げでは無い何か」を想像してしまいます。

ワクチン接種率の上昇と共に経済が回復するというシナリオには、気をつけた方が良いのかもしれません。

それではまた、次のコラムでお会いしましょう。

さて今日は「金価格の現在地」というお題です。

当店では、まん延防止等重点措置が終わってから目に見えて忙しくなってきました。
このコラムも「書かなければ…」と思いつつなかなか書けませんが、そんな中、予想外に金価格が動いてしまっています。
ということで「金価格の現在地はどうなっているのか」を今年も半分終わったタイミングで書こうと思います。

まずは、こちらの記事をご覧ください。

JPモルガン、5000億ドルの現金保有　金利上昇待ち
https://jp.mobile.reuters.com/article/amp/idJPKCN2DQ24M

こちらの記事によりますと、
・今後9カ月で上昇すると予想
・（約5000億ドルの現金を蓄えによって）JPモルガンは金利上昇から恩恵を受ける状況にある
・経済は非常に堅調となる見通し
ということが書かれてあります。

この記事は6月15日の記事だったのですが、この時は金価格が「純金インゴット￥7,040-/g」という高い水準に達していました。
ですので、まだ金価格はこの金利上昇という予想に追いついていない状況だったのですが、6月17日に大きく金価格が動きます。

6月17日の金価格を見てみますと…

2021.6.17 金買取価格
純金 インゴット
￥6,900-
前日比-100円

このように、一日でマイナス100円という大きな値下がりとなりました。
ここからマーケットが「金利上昇への期待」で動いていくこととなります。

では、株価を見てみましょう。

6月17日の日経平均株価
2万9018円33銭（前日比272円68銭安）
で取引を終えています。

この株価下落の動きは、前日の16日にアメリカFOMCで「2023年中にゼロ金利政策解除の方針を示した為」だということです。
つまり、冒頭で紹介したJPモルガンの予想が当たるということになりそうです。

ということで、金価格の現在地は以下のような状況になると思われます。
・金（ゴールド）をもっていても金利が付かないので現金（マネー）が人気となる
・アメリカの現金（ドル）に人気が高まることによって円安ドル高の圧力を受ける
・この結果、金（ゴールド）は下落の圧力を受ける
・但し、円安により極端な金価格の下落とはならない

それではまた、次のコラムでお会いしましょう。

さて今日は「ちょっと古いロレックス高騰」というお題です。

まずは、こちらをご覧ください。

買取年月日：2021年6月16日
ロレックス　エクスプローラー�T
型番：114270
買取価格：660,000円

こちらのお品物、ちょっと古いロレックスですが過去の買取事例と比べると、かなり高騰していることが分かります。

2012年11月28日買取事例
210,000円

2013年3月9日買取事例
220,000円

2014年11月18日買取事例
310,000円

2015年5月28日買取事例
330,000円

2016年10月12日買取事例
300,000円

お品物の状態で買取価格が変わりますが、過去の買取事例と比べると大きく高騰しています。
高級機械式腕時計の需要は下がっていると思われますが、ロレックスの人気モデルだけは別格なのでしょう。

それではまた、次のコラムでお会いしましょう。

さて今日は「またロレックスの逆転現象」というお題です。

まずは、こちらをご覧ください。

ロレックス　ヨットマスター40
ロレジウム-オイスタースチール＆プラチナ
型番：126622
買取価格：1,460,000

こちらのお品物は、146万円で買い取らせて頂きました。
では、こちらのお品物の販売価格はと言いますと…

定価：126万5千円

となっています。

ということは「販売価格よりも買取価格の方が高い」という信じられない結果となっているんですね。
この販売価格と買取価格の逆転現象は、これまでこのコラムで何度か書いてきましたが、全てロレックスの腕時計でのお話です。
いかにロレックスの「人気」が高いか、またロレックスというブランドだけが「別格」であるか、このような事が分かりますね。

それではまた、次のコラムでお会いしましょう。

さて今日は「盗難されたロレックスの事件」というお題です。

まずはこちらの記事をご覧ください。

「警官、盗んだロレックスを店に持ち込んだら…被害者の購入店だった」
https://www.yomiuri.co.jp/national/20210602-OYT1T50038/

現職警察官の盗難事件ということで、大変残念な事件ですね。 毎日どこかで警官が逮捕されるという世の中になってしまいました…。 では、警察への戒めの意味も込めまして、この事件を質屋の目線で解説したいと思います。

まず「名古屋市内のブランド品店と書かれてありますが、これは恐らく質屋なのではないかと思います。
買取専門店と呼ばれるようなお店もありますが、今回、腕時計3本と指輪1点でおよそ1000万円となるという事から名古屋の有名な質屋なのではないかと思いますね。買取専門店に買取に出すには、金額が大きすぎると思われます。

また「被害男性の購入店舗だったことから発覚」と書かれてありますが、上述のように1点が250万円となるような高額なお品物の場合、これはもちろん質屋であれば何のお品物だったか覚えていますし、防犯上の観点から伏せますが、どのお品物だったか調べれば分かるんですね。 ですので、質屋が機転を利かせて警察に通報したのでしょう。

さらに、こちらの事件は他の記事にはこのように書かれています。

「23歳巡査の男逮捕…会社役員宅に侵入しロレックス等計1千万円相当盗んだか「捜査で前に訪れた事がある」」
https://news.goo.ne.jp/article/tokaitv/nation/tokaitv-20210602-0018-174996.html

こちらの記事には「代金の振込先の口座から岩永容疑者が浮上」と書かれてありますが、なんとも微妙な言い回しですね。

というのは、お品物を買い取る際、身分確認の証明書が必要なんです。通常、免許証を提示されるお客様が多いのですが、この他「健康保険証」「パスポート」「障害者手帳」「住基カード」「住民票の写し」これらも身分証明書となります。

「代金の振込先の口座から岩永容疑者が浮上」とわざわざ記事に書いているということは、上記のような身分証明書を「偽造」していた可能性が出てくると思います。もし、そうだとすれば大変「悪質」であると言わざるを得ないですね。

被害者男性宅が同署管内にあったということで、約2年前に別の事件の捜査で1度訪れたことがあったという事ですから、どこに何のお品物が置いてあるのか事前に分かっていたのでしょう。
捜査で知り得た情報を元に窃盗を行うのですから、まぁなんとも酷い事件ですね。

当店には、警察からの感謝状を飾ってありますが、これまで警察への捜査には協力をしてきています。
そして、これからも警察の捜査には協力し続けます。
ですので尚更、警察には襟を正して欲しいと思いますね。

それではまた、次のコラムでお会いしましょう。

さて今日は「指輪が廃れる！？」というお題です。

当店では、日々様々なお品物を買い取らせて頂いていますが、コロナ禍での買取の特徴として「不要なもの「華美なもの」を買取に出すお客様が多いように思います。

具体的には「ピアスやイヤリング」「切れてしまったネックレス」などが目に見えて増えてきています。
そしてさらに、これらに加えて「指輪」の買取が大変増えてきているのです。

ある日の買取事例に於ける指輪の比率を見てみますと、買取アイテム数35点のうち21点が指輪でした(2021年5月1日実績)。

およそ6割が指輪を占める結果となっていますので、これは本当に「指輪が増えたなぁ…」と感じている次第です。

なぜ指輪がこれほどまでに増えたのかと考えてみますと、やはり「手洗い」これが原因だと思います。
コロナ前に比べると、現在、皆様同じだと思いますが「手洗いの回数が非常に増えている」のではないでしょうか。

この結果「指輪を外す回数」あるいは「外している時間」が増えているのではないかと思うのです。

こうなって来ますと、どんどんと指輪そのものが廃れていき、皆様からの需要が減っていく可能性すらあると思います。

アフターコロナという世界がどのような世界になるのかまだ見えてきませんが、もしかすると指輪を処分するなら今がチャンスかもしれませんね。

それではまた、次のコラムでお会いしましょう。

さて今日は「押し買いや買取詐欺にご注意ください」というお題です。

これまで、このコラムでは何度も注意喚起を行ってきましたが、また押し買いや買取詐欺に気をつけないといけなくなる可能性が出てきました。
それは、このような記事が出始めたからです。

「金相場、年内2,000ドル回復＆史上最高値更新は、こうして達成されるだろう」
https://media.rakuten-sec.net/

こちらの記事には、金価格が高騰する可能性が述べられていますが、もし昨年と同じ水準まで高騰すれば「7,500円/g」という可能性も出てきます。

こうなりますと、このコラムをずっとお読みの方はもう耳にタコが出来ていると思いますが「悪徳業者が跋扈し始める」可能性が高まります。

皆様、十分にご注意ください。

以下、押し買いや買取詐欺の特徴を再掲しておきます。
参考にされてください。

＜押し買い、買取詐欺の特徴＞
・電話が掛かってきて「不要な着物を買い取りますよ」などと勧誘してくる
・買取業者が自宅に訪問してくる
・二束三文で高価な貴金属を強引に買い取る
・断ろうとすると強い口調や態度で脅す
・長時間居座り貴金属の買取を迫る

それではまた、次のコラムでお会いしましょう。