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コラム

池田質舗によるコラムです。日常の他愛もない話から、詐欺への注意喚起の真面目な話まで様々なお題でコラムを書いています。

お時間のある方は、読んでみて下さい。
機械式腕時計 ~手巻きと自動巻きって結局どっちが良いの??~後編  2012-09-28

さて、第14回のコラムですが、機械式腕時計の「手巻き」と「自動巻き」後編についてお話したいと思います。
前回のコラムで、時計の歴史やら仕組みやらをご説明しましたが、ではズバリ「手巻き」と「自動巻」はどちらが良いのでしょうか?


機械式の時計を選ばれる方は、やはり時計に対して「味わい」を求めているのだと思います。機械式時計は半ば「嗜好品」とも言えるのではないでしょうか。ですので、「手巻き」と「自動巻き」どちらにもそれぞれ味わい方があるのですが、その味わい方が違います。この「味わい方の違い」でお選びになるとよろしいのではないでしょうか。


では、「手巻き」と「自動巻き」のそれぞれの「味わい」ですが、まず、手巻き時計は、出来るだけ「同じ時間に」「同じ様に」「ゼンマイを巻く」事が求められます。これは少しでも時間が遅れたり進んだりしないように、という配慮です。ゼンマイを巻き忘れても機械的にダメージがある訳ではありません。ですので、巻き忘れによる心配は要らないのですが、機械式時計の場合、「テンプ」という部品が左右に振幅運動をする事によって時計が動いています。この「テンプ」という部品が元気よく動いている間は、正確に針が進むのですが、ゼンマイの駆動力が落ちてきて「テンプ」の元気が無くなってくると、時間が狂い始めます。ですので、12時間おきに巻く、あるいは24時間おきに巻く、等、ゼンマイを巻く間隔が一定であれば、時計の狂いのばらつきを一定にする事が出来ます。
ですので、この「決まった時間にゼンマイを巻く」という行為を、「味わって楽しめる方」は、「手巻き」をお選びになるとよろしいかと思います。例えば、ビジネスマンの方であれば、出勤前や出勤途中の電車の中で、毎日決まった時間に決まった行為(ゼンマイを巻く)をする事で、生活のリズムを一定にする事が出来るかもしれません。あるいは、純粋に「ゼンマイを巻く」という行為を通じて、機械式時計へ愛着を深めるのも良いかもしれません。 と、このように「手巻き」時計をお選びになるのは、このような楽しみ方が出来る方ではないかと思います。


次に、「自動巻き」の味わい方ですが、まず、自動巻きは手巻きに比べると、技術的には進化しています。この「進化」を機械的な意味で楽しめる方は「自動巻」をお選びになるとよろしいのではないかと思います。


車に例えると、「手巻き」=「マニュアル車」、「自動巻」=「AT車」、といった例えが当てはまります。ですので、自動巻の方が機械的な意味では進化していますし、技術的な意味では優れています。特に、自動巻には「ローター」という部品が組み込まれており、このローターという部品が常に動いています。また、手巻きと同じ様に「テンプ」という部品も自動巻にも付いていますので、このテンプという部品も常に動いています。ですので、自動巻の時計は、機械的な意味で「メカニカルな」構造を持っており、「ローター」や「テンプ」の動きを、「視覚で味わう」のが、自動巻の楽しみ方のひとつとなっています。
皆様は時計の裏側がスケルトンになっている時計を見た事があるでしょうか?あれば、「シースルーバック」と言って、「ローター」や「テンプ」の動きを、「視覚で味わう」ための仕組みなのです。時計業界では「バックスケルトン」とか「裏スケ」と言います。(手巻きの時計にもシースルーバックはありますので、ご注意下さい。シースルーバック=自動巻ではありません) ですので、このような機械の動きを「味わえる方」自動巻を選ぶとよろしいかと思います。


さて、皆様はどちらの時計がお好みでしょうか。
それぞれに、それぞれの良さがあります。
機械式時計に、時の刻みを感じてみるのも良いかもしれませんね。


少しでも、皆様の暮らしのお役に立てれば幸いです。
それでは、また、次回コラムでお会いしましょう。

機械式腕時計 ~手巻きと自動巻きって結局どっちが良いの?~ 前編  2012-09-24

さて、第13回のコラムですが、機械式腕時計の「手巻き」と「自動巻き」についてお話したいと思います。知っているようで知らない時計の世界。ぜひ、楽しみながらお読み下さい。


まず、腕時計の区分けって、皆様どれぐらいご存知ですか?


メンズとレディース・・・これはもちろんですね。
s 電池式とゼンマイ式・・・そうですね、その通りです。


では、その他の分類は・・・と言うと、皆様、次が出てこないのではないでしょうか。


それでは一挙に、腕時計の分類を進化の歴史と共に列挙してみましょう。


機械式(手巻き)→機械式(自動巻)→クオーツ式(電池式)→発電式(自己発電)→光発電(エコドライブ)


この進化の歴史を見ると、皆様、もやもやしていた腕時計の理解が、はっきりと分かって来たのではないかと思います。 それぞれを、もう少し詳しく説明しますと、


機械式(手巻き)・・・腕時計の一番最初の仕組み。
機械式(自動巻)・・・手巻きから進化し、自動でゼンマイが巻き上がる。
クオーツ式(電池式)・・・電池で動く時計。
発電式(自己発電)・・・仕組みは自動巻と同じ。ローターの動きを電気に変えて自己発電。
光発電(エコドライブ)・・・文字盤に光を受けて蓄電。ソーラーウォッチとも呼ぶ。


さらに、これらの分類に加え、さらに枝分かれするのが、
・ダイバー(潜水時計)
・クロノグラフ(ストップウォッチ付き)
・GMT(時差表示)
です。


このように説明すると、「なるほど、なるほど」とだんだんと全体像が分かってきたのではないかと思います。


と、このように分類しますと、今回のお話は、「腕時計の初期の頃の仕組み」が採用されている「機械式」腕時計の「手巻き」と「自動巻」についてのお話です。


腕時計は、1970年代半ばまでは、「機械式」が当たり前で、「クオーツ式」腕時計が出て来たのは、1970年後半からなのです。ですので、クオーツ式腕時計が出た当初は、「クオーツ腕時計」と呼び、それまでの機械式腕時計とは分けて説明していました。


しかし、今では「腕時計=クオーツ式」が一般的で、「機械式腕時計」の方が少数派となっています。
そして、このクオーツ式になってから、「腕時計の精度」について、皆様、特別な意識を持たなくなりました。なぜなら今の腕時計は、「狂わないのが当たり前」だからです。腕時計の精度というのは、カタログなどに書かれてある「月差」という表記の事です。月単位で±何秒の誤差、という意味です。ちなみに、電波時計になりますと、「誤差0」ですので、より一層、時計の精度に関心を持たなくなりそうですね。


では、機械式腕時計の精度はどうかと言いますと、精度がどうこうといったお話よりも前に、そもそもゼンマイが切れると時計が止まってしまいます。そろそろ今回のコラムの本題に入りますが、機械式腕時計の手巻きは、ゼンマイを手で巻いて使用します。一般的に、手巻き時計をちゃんと一杯まで巻くと、数十時間の駆動します。
一方、機械式腕時計の自動巻きですが、「自動」と書かれてあるので、自動的にゼンマイを巻いてくれるように思ってしまいますが、実は違います。自動巻きは、確かに、自動でゼンマイを巻いてくれますが、この「自動」のカラクリは、人間が腕に付けている時の、「腕の振り」によって、ゼンマイを巻き上げるのです。ですので、2日ほど腕時計を装着せずに、置いたままにしておくと、動かなくなってしまいます。



どうでしょうか?皆様、腕時計のカラクリがだんだんと分かって頂けたでしょうか?
今回のコラムは、長くなってしまいましたので、2回に分けてお話したいと思います。


少しでも、皆様の暮らしのお役に立てれば幸いです。
それでは、また、次回コラムでお会いしましょう。

金買取業者やプラチナ買取業者の悪質業者にご注意下さい! 2012-09-11

さて、第12回のコラムですが、「金買取業者やプラチナ買取業者の悪質業者にご注意!」についてお話したいと思います。先日のコラムで、「取引相場」と「買取相場」の価格表示の違いについてお話しましたが、悪徳業者は、様々な手口で皆様を惑わします。今回のコラムを読んで、悪徳業者に騙されない様に、ぜひ参考にして下さい。


【なんで金を狙うの?】
金の価格はこの数年、ずっと上昇を続けており、高騰が続いています。08年にはいったん下落傾向を見せましたが、09年から再び上昇を続けています。この数ヶ月で見ますと(執筆時2012年9月)、一時、日銀総裁の1%インフレ許容発言などの頃から、少しづつ金価格の下落傾向を見せ始めていましたが、ここにきて、また上昇傾向を見せ始めています。 このように、金の価格は高騰を続けており、一段落したものの、依然として高い水準を保っています。ですので、この「金価格の高騰」に乗じた詐欺まがいの行為や商法が横行しているのです。


【押し売り、ではなく、押し買い?】
訪問販売に関する法律は、昔に比べると、格段に強化されてきました。ですので、いわゆる「押し売り」については、消費者の皆様を手厚く保護するように、法律で定められています。しかし、今回のコラムのように、「訪問して金を買取」ような場合、「売り」ではなく「買い」なのです。従って、「押し売り」から消費者を保護する法律は、今回のこの「押し買い」には当てはまりません。
また、このような「訪問買取」での取引には、「クーリングオフ」が適用されません。ですので、一度、買取業者へ貴金属を売った後、後から返してくれと言っても、悪徳業者はクーリングオフに応じる義務が無い為、売ってしまった貴金属は返ってきません。この押し買い悪徳商法の手口は、このように「法律の抜け穴」を狙ったと言えるのです。ですので、皆様、「訪問して貴金属を買い取る業者」には十分にご注意下さい。


【不当に安い買取価格】
悪徳業者は、一般の皆様が金の価格に疎い事を利用し、不当に安い価格で金を買い取ろうとします。テレビなどで放送されていましたが、10万円相当の貴金属を、わずか1700円で強引に買い取って、持ち去った事例もあるようです。
このような事例は稀だとしても、金の買取価格やプラチナの買取価格は、一般の方には、あまり馴染みがないと思います。ですので、このような不当に安い買取価格から身を守るには、毎日きちんと買取価格を表示している買取業者を選ぶ事が大事です。
池田質舗では、ホームページで金・プラチナの買い取り価格を毎日更新しています。ちなみに、2012年9月13日の買取価格は、純金 インゴット4,270円、純プラチナ インゴット4,070円となっております。 店頭まで行かなくても、買取価格を簡単にチェック出来るので、ぜひ参考にされて下さい。
http://www.ikeda78.com/market.html


【悪徳業者から身を守る3か条】
・貴金属の訪問買取業者に、貴金属を売らない
・古物商取引許可証の提示を確認する
・買取価格(買取内容)を明記した書類をもらう


まだまだ、金の価格は高値を維持しています。
高値が維持される限り、悪徳業者は皆様の貴金属を狙い続けます。
ぜひ、ご注意下さい。



少しでも、皆様の暮らしのお役に立てれば幸いです。
それでは、また、次回コラムでお会いしましょう。

いつかはロレックス ~分類~ 2012-09-11

さて、第11回のコラムですが、「いつかはロレックス ~分類~」についてお話したいと思います。文字盤や素材、ムーブメントやブレスレットの組み合わせで、膨大なモデルの数があるロレックス。ロレックスを選ぶその前に、まずは、ロレックスの分類の法則を理解しましょう。



まず、ムーブメント。
ムーブメントには、このような種類があります。
【オイスター】
オイスターとは貝の牡蠣(カキ)を意味します。ケース形状を示しており、牡蠣のイメージから「頑丈に機密性は高く」という意味が込められています。このオイスター型ケースの製造方法ですが、鋳型に素材を流し込む方法ではありません。素材の塊からケースをくり貫き、そして、研磨する方法で製造されます。鋳型を使わず削りだす事のメリットは、出来上がった製品に継ぎ目が入りません。よって、機密性が高く強靭に作ることが可能となるのです。


【デイトジャスト】
ロレックスが開発した、12時前後に一瞬で日付が変わる日付表示機構、またその機能が付いた時計。


【デイト】
デイトジャストと同じく瞬時に日付が変わるモデル。ケースサイズがメンズではデイトジャストより少し小さめ。レディースでは、ケースサイズがパーペチュアルより少し大きめ。


【パーペチュアル】
ロレックスが開発した自動巻き機構。手首のわずかな動きをとらえてゼンマイを巻き上げます。ロレックスのほとんどのモデルがパーペチュアル機能をそなえているので、日付表示のないモデルをこのように呼んでいます。



次に、ブレスレット。
ブレスレットには、このような種類があります。
【オイスターブレス】
ステンレススチールのモデルやスポーツモデルに採用されているブロック型の3列バンド。


【ジュビリーブレス】
コマのパーツが細かく分かれている5列のバンド。非常に美しく研磨されている。



そして、素材。
素材には、このような種類があります。
【コンビ】
二種類の金属素材を使って造られている物。ロレックスではステンレススチールとイエローゴールドのコンビネーションかステンレススチールとホワイトゴールドのコンビネーションを言う場合が多い。


【WGベゼル(ホワイトゴールドベゼル)】
ベゼルにホワイトゴールドを使用。ベゼル以外の素材はステンレススチール。SS/WGとも表記される。


【ステンレススチール(SS)】
一般的な時計の素材として多く使われる。錆に強く、丈夫。


【プラチナ/SS】
プラチナ(Pt:platinum)とステンレススチールの二つの素材を使ったコンビモデルの事。現在ではヨットマスターのロレジウムが該当。ベゼルと文字盤にプラチナを使用。


【イエローゴールド(YG)】
K18 の場合、金75 %、残りを銀銅等量のものをイエローゴールドと称している。一般的に認知されている金色に近い


【ピンクゴールド(PG)】
K18 の場合、金75 %、残りの80 %程度の銅の合金を一般的に、ピンクゴールドと称している。パラジウムを加えることがある


【ホワイトゴールド(WG)】
ニッケル系とパラジウム系があり、金にそれぞれの元素と、前者は、銅、亜鉛、後者は銀、銅を加えて、白色化した金合金をホワイトゴールドと称している。K18 の場合、ニッケル系、パラジウム系ともそれぞれ5 %以上を含まないと、色調の白味が不足する。以前はプラチナの代用品として装飾品に用いられたが、現在はカラーゴールドの一種としての地位を得て、イエローゴールド以上に普及している。


【プラチナ(PT)】
白い光沢を持つ金属として存在する。化学的に非常に安定であるため、装飾品に多く利用される。 純度はPt950を使用する。


最後に、ベゼル。 ベゼルには、このような種類があります。
【エンジンターンドベゼル】
フルーテッドベゼルと形状はやや似ているが、全体はつや消し加工でメンズでは1分刻みで鏡面仕上げが施されている。


【ファインリーエンジンターンドベゼル】
エンジンターンドベゼルと仕上げが似ており全体はつや消し加工だが5分刻みに鏡面仕上げが施されている。


【フルーテッドベゼル】
デイトジャストによく使われている一番ロレックスらしいといえるベゼル。ダイヤモンドカッターで均等に山形にカッティングされている。


【ポリッシュドベゼル】
ツルツルに磨き上げられた平らなベゼル。シンプルな機能美が感じられる。


【回転ベゼル】
60分計が刻まれた回転式のベゼルで分針に△マークを合せることにより時間の経過を読み取ることが出来る。


「ベゼルとは?」
風防外周の円状パーツで、二カ国の時刻表示や高い防水性の確保のためのもの。用途により固定式、回転式、逆回転防止のものがある。また、ベゼルに目盛が施されているものがある。


と、このようにロレックスは分類出来ます。


誰もが憧れるロレックス・・・
いつかは手に入れたいものですね。


少しでも、皆様の暮らしのお役に立てれば幸いです。
それでは、また、次回コラムでお会いしましょう。


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